2017年6月5日月曜日

使わなくなった iSCSI ボリュームの整理(gemini)

前回の続き。
sagittarius で実施する前に、 gemini の方で実施することにする。

流れとしてはほぼ同じだけど、gemini はまだ /var/log/libvirt が iSCSI ボリューム上に存在している。
これをローカルに移す作業が必要だ。

とは言え、過去に何度も実施したことのある手順なので、サクッと実施する。
(gemini) $ cd /var/log
(gemini) $ sudo tar cvf /tmp/libvirt.tar libvirt
(gemini) $ sudo systemctl stop /var/log/libvirt
(gemini) $ mountpoint /var/log/libvirt
(gemini) $ sudo tar xvf /tmp/libvirt.tar
(gemini) $ sudo rmdir /var/log/libvirt/lost+found
(gemini) $ sudo rm /tmp/libvirt.tar
(gemini) $ sudo vi /etc/fstab
(/var/log/libvirt のマウントエントリを無効化する)
(gemini) $ sudo systemctl daemon-reload
(gemini) $ cd
これで、ボリュームが1つ削除出来るようになったはずだ。

また、現在未使用な領域で、fstab 上にエントリが残っているものとして、ocfs2 の領域(/mnt/ocfs2)と、gfs2テスト領域(/mnt/gfs2)がある。
こちらも、もう使うことが無いので、/etc/fstab からエントリを消しておこう。
(gemini) $ sudo vi /etc/fstab
(/mnt/ocfs2 と /mnt/gfs2 のマウント情報を削除)
(gemini) $ sudo systemctl daemon-reload

そしたら、不要な領域を削除していこう。
(gemini) $ lsblk
(gemini) $ sudo lvs
確認すると、
  • /dev/sda → /dev/mapper/ocfs2-001 → /dev/vg-ocfs2/lv-ocfs2
  • /dev/sdb → /dev/sdb1 → /dev/vg-kvm(3LV全て)
  • /dev/sdc → /dev/mapper/gfs2-001 → /dev/vg-gfs2/lv-gfs
  • /dev/sdc → /dev/mapper/gfs2-001 → /dev/vg-gfs2/backup(ココで作成したバックアップ用領域)
あたりが不要のようだ。

LVM操作前に、/etc/lvm/lvm.conf で自動アクティベートになっていないか確認し、必要なら削除しておく。
(gemini) $ sudo vi /etc/lvm/lvm.conf
--ココから
1156行目付近の以下の行を削除する
        auto_activation_volume_list = [ "gemini-vg", "vg-kvm", "vg-gfs2" ]
--ココまで

不要な領域を一つずつ削除していく。
(gemini) $ sudo lvremove vg-ocfs2/lv-ocfs
(gemini) $ sudo vgremove vg-ocfs2

(gemini) $ sudo vgchange -a n vg-kvm
(gemini) $ sudo lvremove vg-kvm/lv-etc-libvirt
(gemini) $ sudo lvremove vg-kvm/lv-var-lib-libvirt
(gemini) $ sudo lvremove vg-kvm/lv-var-log-libvirt
(gemini) $ sudo vgremove vg-kvm

(gemini) $ sudo lvchange -a n vg-gfs2/lv-gfs
(gemini) $ sudo lvremove vg-gfs2/lv-gfs
(gemini) $ sudo lvchange -a n vg-gfs2/backup
(gemini) $ sudo lvremove vg-gfs2/backup

(gemini) $ lsblk
(gemini) $ sudo pvremove /dev/mapper/ocfs2-001
(gemini) $ sudo pvremove /dev/sdb1
(gemini) $ lsblk

(gemini) $ sudo parted /dev/sdb print
(gemini) $ sudo parted /dev/sdb rm 1
(gemini) $ sudo parted /dev/sdb print

LVM 情報が整理出来たら、次は multipath 関連だ。
(gemini) $ sudo multipath -ll
(gemini) $ sudo multipath -f /dev/mapper/ocfs2-001
(gemini) $ sudo multipath -ll

(gemini) $ sudo cat /etc/multipath/wwids
(gemini) $ sudo cat /etc/multipath/bindings
(gemini) $ sudo multipath -w /dev/sda
(gemini) $ sudo cat /etc/multipath/bindings
(gemini) $ sudo cat /etc/multipath/wwids

(gemini) $ sudo vi /etc/multipath/wwids
(コメント化された行を削除する。)
(gemini) $ sudo vi /etc/multipath/bindings
(ocfs2-001 の行を削除する。)

multipath の整理が終わったら、デバイスの削除。
(gemini) $ lsblk
(gemini) $ sudo bash -c "echo 1 > /sys/block/sda/device/delete"
(gemini) $ sudo bash -c "echo 1 > /sys/block/sdb/device/delete"
(gemini) $ lsblk

iSCSI ターゲットは2つ繋いでいるが、そのうちの1つは削除可能。
もう1つは、LUNを1つ削除するだけでターゲットは消さない形になる。
この辺りは、各自がどのように iSCSI ボリュームを作っていたかに依存するので、チェックするように。
まずは、自動ログインの解除からだ。
(gemini) $ iscsiadm --mode session
(gemini) $ sudo iscsiadm --mode node \
--op show \
| grep -e node.name -e node.startup
両ターゲット名と、それぞれへの自動ログインが automatic になっていることを確認しておく。
(gemini) $ sudo iscsiadm --mode node \
--targetname (使用しない方のターゲット名) \
--logout
(gemini) $ iscsiadm --mode session
ログアウトしたことを確認する。
(gemini) $ sudo iscsiadm --mode node \
--op show \
| grep -e node.name -e node.startup
この時点では自動ログインはまだ automatic のままだ。
自動ログインを解除する。
(gemini) $ sudo iscsiadm --mode node \
--targetname (使用しない方のターゲット名) \
--op update \
--name node.startup \
--value manual
(gemini) $ sudo iscsiadm --mode node \
--op show \
| grep -e node.name -e node.startup
使用しない方のターゲットが manual に変化したことを確認する。

続いて、使用しない方のターゲットのエントリを削除する。
前回は削除する方法が分からず discovery を実行したが、削除する方法が分かったのでその方法を実施。
(gemini) $ sudo iscsiadm --mode node \
--targetname (使用しない方のターゲット名) \
--op delete
(gemini) $ sudo iscsiadm --mode node \
--op show \
| grep -e node.name -e node.startup
エントリが一つ消えて、残っている方のログインは automatic のままだ。

ココまで出来たら、iSCSI ストレージ側で不要な LUN、ターゲットを削除しよう。

最後に、念のために設定の再読み込み。(多分不要)
(gemini) $ sudo systemctl daemon-reload

これで gemini は完了。
必要に応じて、再起動して確認しよう。

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