2017年6月4日日曜日

使わなくなった iSCSI ボリュームの整理(aquarius)

そういえば、過去に作って現在使用していない iSCSI ボリュームが、aquarius / sagittarius ともに残っていた。
もう使わないので整理してしまおう。

まずは aqaurius から。
(aquarius) $ lsblk
これを見てみると、 /dev/sdb → /dev/mapper/mpatha → /dev/vg-kvm が未使用になっている。
#何度か再起動しているウチに、自動的に multipath 制御下になったようだ。

まずは、/etc/lvm/lvm.conf に当該ボリューム(vg)が定義されていないか確認。
(aquarius) $ grep vg-kvm /etc/lvm/lvm.conf
もし定義されていたら、削除しておこう。

続いて、lvm 構成情報の削除。
(aquarius) $ sudo vgchange -a n vg-kvm
(aquarius) $ sudo lvremove vg-kvm/lv-etc-libvirt
(aquarius) $ sudo lvremove vg-kvm/lv-var-lib-libvirt
(aquarius) $ sudo lvremove vg-kvm/lv-var-log-libvirt
(aquarius) $ sudo vgremove vg-kvm
(aquarius) $ lsblk

続いて、multipath から削除
(aquarius) $ sudo multipath -ll
(aquarius) $ sudo multipath -f /dev/mapper/mpatha
(aquarius) $ sudo multipath -ll

(aquarius) $ sudo cat /etc/multipath/wwids
(aquarius) $ sudo cat /etc/multipath/bindings
(aquarius) $ sudo multipath -w /dev/sdb
(aquarius) $ sudo cat /etc/multipath/bindings
(aquarius) $ sudo cat /etc/multipath/wwids

wwids ファイルはコメント化、bindings ファイルにはエントリが残っている状態なので、この際削除してしまおう。
(aquarius) $ sudo vi /etc/multipath/bindings
(mpatha の行を削除)
(aquarius) $ sudo vi /etc/multipath/wwids
(コメント化された行を削除)

続いて、OS から当該デバイスの削除だ。
(aqaurius) $ lsblk
(aquarius) $ sudo bash -c "echo 1 > /sys/block/sdb/device/delete"
(aquarius) $ lsblk

この領域は iSCSI で、当該ターゲットはこの1つしか LUN が無い。
そのため、この iSCSI ターゲットにはログインする必要も無く、ログイン用の設定も不要だ。
その辺りの整理を行う。
(aquarius) $ iscsiadm --mode session
(iSCSI ターゲットの名前を確認)
(aquarius) $ sudo iscsiadm --mode node \
--targetname (先程確認したターゲット名) \
--logout
(aquarius) $ iscsiadm --mode session
(ログアウトしたことを確認する)
(aquarius) $ sudo iscsiadm --mode node \
--targetname (先程確認したターゲット名) \
--op update \
--name node.startup \
--value manual
(aquarius) $ sudo iscsiadm --mode node \
--op show \
--targetname (先程確認したターゲット名)
(node.startup が manual になったことを確認)

これで、iSCSI ターゲットへの自動ログインは無くなったはずだ。
ここまで来たら、次はストレージ側で当該 LUN と iSCSI ターゲットを削除しよう。

ストレージ側で削除が完了しても、 aquarius 側は当該 iSCSI ターゲットの情報は残っている。
どうやって削除するのか良くわからないので、iSCSI ターゲットを再スキャンしてしまおう。
(aquarius) $ sudo iscsiadm --mode discovery \
--type sendtargets \
--portal (NASのIPアドレス)
(aquarius) $ sudo ls -F /etc/iscsi/nodes/

使わなくなった iSCSI ターゲットのエントリが消えたはずだ。
が、何故かここまでの手順を踏むと、もう1つの iSCSI ターゲット(kvmcluster)への自動ログインも解除されてしまう。
合わせて自動ログイン設定しておこう。
(aquarius) $ sudo iscsiadm --mode node \
--targetname (有効にしたい方のターゲット名) \
--op update \
--name node.startup \
--value automatic

念のために、設定情報をリロードしておく。(多分不要)
(aquarius) $ sudo systemctl daemon-reload

これで完了だ。必要なら再起動もしておこう。
次回、同じように sagittarius に実施する。

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