前回の記載の通り、今回はaquariusからsagittarius、sagittariusからaquariusに相互にWoLが出来るように設定してみる。
基本的には、aqauriusは起動しっぱなし、sagittariusは適宜停止させることを考えているため、sagittariusからaquariusを起動させることはまず無いのだが、せっかくなので両方設定しておく。
いずれのPCも、オンボードetherからブート出来るようにUEFIを設定しておいて欲しい。
このあたりは、UEFIの実装によって異なるので、各自実機を確認しておくこと。
設定は簡単。
まずは、aquariusからsagittariusを起動させるための設定だ。
sagittariusのOSレベルでWoLが受け入れられるかの確認。(enp0s31f6は、sagittariusのLANの名前だ)
(sagittarius) $ sudo ethtool enp0s31f6
以下の出力があるかを確認してほしい。
Wake-on: g
この Wake-on が g になっていない場合、WoLは出来ない。ethertoolコマンドで変更してほしい。
変更は、各自ググってみてくれ。簡単に見つかるはずだ。
自分の場合、初めから g になっていたため、特に変更することは無かった。
続いて、sagittariusのMACアドレスの確認だ。
(sagittarius) $ ip link show enp0s31f6
以下のような出力があるはずだ。
link/ether XX:XX:XX:XX:XX:XX brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
この、XX:XX:XX:XX:XX:XX がsagittariusのMACアドレスになる。
ここまで出来たら、sagittariusをシャットダウンさせよう。
(sagittarius) $ sudo shutdown -h now
停止したら、aquariusからsagittariusが起動できるか確認だ。
既に、wakeonlanコマンドは導入済みのはずなので、supernovaを起動させる時と同様の手順を踏もう。
(aquarius) $ cd ~/wol
(aquarius) $ vi sagittarius
先程確認したMACアドレス(XX:XX:XX:XX:XX:XXの部分)を記載する。(それ以外は記載しない。)
では実際に起動を仕掛けてみる。
(aquarius) $ wakeonlan -f sagittarius
無事に起動してきただろうか?
無事に起動が確認できたら、aquariusからsagittariusの起動確認は終了だ。
今度は逆に、sagittariusからaquariusの起動確認だ。
sagittariusの時と同様に、aquariusのMACアドレスを確認しておこう。
(aquarius) $ ip link show enp0s25
また、ethtoolでWoLが有効かも確認しておく。
(aquarius) $ sudo ethtool enp0s25
確認できたら、aquariusはシャットダウンしておこう。
(aquarius) $ sudo shutdown -h now
続いて、sagittariusの方で準備だ。
多分、sagittariusの方はwakeonlanコマンドが導入されていないと思うので、導入しておこう。
(sagittarius) $ sudo apt-get update
(sagittarius) $ sudo apt-get --simulate install wakeonlan
(sagittarius) $ sudo apt-get install wakeonlan
wakeonlan用にMACアドレスを記載したファイルを用意しておく。
(sagittarius) $ mkdir ~/wol
(sagittarius) $ cd ~/wol
(sagittarius) $ vi aquarius
先程確認した、aquariusのMACアドレスを記載しておく。
では実際に実行だ。
(sagittarius) $ wakeonlan -f aquarius
どうだろう、無事にaquariusが起動してきただろうか?
無事に起動してきたら成功だ。
いずれも、起動が上手くいかない場合は、UEFIの設定を再確認してみるといい。
今回は以上。
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