2016年8月12日金曜日

そろそろ、virt-manager入れよう…

これまでずっと、 virsh を使ってコマンドラインで操作してきたけど、 KVM は virt-manager というGUIツールも使える。
ただ、UNIX/Linuxエンジニアなら、「GUI で操作するのは遅いし、細かな設定が出来なかったりするので、コマンドラインで設定等を行ったほうがラク」と思うだろう。
実際、コマンドライン操作の方が圧倒的にラクだ。

ただ今回、pisces と aries のネットワーク、NAT 方式で接続されている。
これを、いわゆる bridge 方式に変更して、宅内LAN に接続されている他のPC等とフラットな接続にしたい。
virsh で行うのなら、そのネットワーク用のxmlファイルを作って、virsh に読み込ませればいいのだが、そのxmlファイルの書き方が分らない。
だったらいっそ、GUIツールで作って、出来上がった設定のxmlファイルを見てみるのがいいだろう。

ということで、GUIツールであるところの virt-manager を入れようと思う。
入れるのは簡単。

(aquarius) $ dpkg -L virt-manager
(aquarius) $ sudo apt-get update
(aquarius) $ sudo apt-get --simulate install virt-manager
(aquarius) $ sudo apt-get install virt-manager
(aquarius) $ dpkg -L virt-manager

導入できたら実行してみよう。
ただし、以前記載した通り、PCにXvcSrvが導入、稼動していること、sshのX転送の設定が行われていることが必須だぞ。

(aquarius) $ virt-manager
Couldn't open libGL.so.1: libGL.so.1: 共有オブジェクトファイルを開けません: そのようなファイルやディレクトリはありません

ぶ、コケた。
調べてみたら、libGL.so という共有ライブラリがインストールされていないのが原因のようだ。
本来なら、virt-manager が libGL.so を必要としているのなら、依存関係で自動的にインストールされるはずなのだが、依存関係の紐付け漏れなのか、インストールされなかった。

で、その libGL.so だが、 libgl1-mesa-glx というパッケージで導入されるようだ。
そちらもインストールしよう。

(aquarius) $ sudo apt-get --simulate install libgl1-mesa-glx
(aquarius) $ sudo apt-get install libgl1-mesa-glx

今度こそ動くかな?

(aquarius) $ virt-manager

動いたけど、日本語文字が化けているようだ。
一旦クローズして、英語モードで立ち上げてみよう。

(aquarius) $ LANG=C virt-manager

ちゃんと動くようだ。

さて、そうなると日本語が表示できるようにしたい。
というわけで、日本語フォントも入れておこう。
たくさんあるが、 fonts-ipafont を入れておけばいいのかな?

(aquarius) $ sudo apt-get update
(aquarius) $ sudo apt-get --simulate install fonts-ipafont
(aquarius) $ sudo apt-get install fonts-ipafont

これで起動してみよう。

(aquarius) $ virt-manager

ちゃんと日本語が表示された。
#作業用PCを宅内LANに直接つないでいる場合は問題ないが、WAN経由だと全体的に動きが遅いので、焦らずにゆっくりやること。

仮想マシン等の設定は、このGUI(virt-manager)からか、virshから行えばいい。
ちなみに、こちらから仮想マシンを起動してみたら、画面はどうなるんだろう?
試しにやってみよう。
piscesを右クリックして、出てくるコンテキストメニューから「実行(R)」をクリックすればいい。


実行状態になったら、pisces を右クリックして、表示されるコンテキストメニューから「Open」をクリックしよう。

以下のようにコンソールが開く。


あとは適当に。

とりあえず、virt-managerの導入は完了した。
また別途、ネットワーク設定周りを確認・変更していく。

今回はここまで。

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