というわけで、まずはスナップショットを使う目的を整理しよう。
- ソフトウェアの導入検証
- ソフトウェア・OSのバージョンアップ検証
- ソフトウェア・OSの設定変更検証
- 同一ソフトウェアの異なるバージョンの検証
が主目的ではないだろうか?
1~3までは、「スナップショット作成→検証→元に戻す」を繰り返し、納得がいく状態になったらコミットする、という流れになる。
通常であれば、「バックアップ→検証→リストア」という手順になるが、バックアップおよびリストアは結構手間がかかる。それに比べ、仮想環境で取得可能なスナップショットは非常に短い時間、少ない手間で処理できるので、とても便利だ。
4は、「あるベースイメージから複数のスナップショットを作成→それぞれのスナップショットに異なるバージョンのソフトウェアを導入・検証→元に戻す」を繰り返し、問題ないバージョン(スナップショット)をベースイメージにコミットする、ということになるかと思う。
4に関しては、「ベースイメージを複数コピー→検証→破棄」という流れでも実施可能だ。このパターンなら、複数の仮想マシンに分かれるので、IPアドレス等がバッティングしなければ、同時に複数の仮想マシンを起動可能だ。
ただし、IPアドレスの変更は意外と影響範囲が大きく、思わぬところで躓く可能性があるため、十分注意する必要があるだろう。
というわけで、まずは1~3を目的としたスナップショットの操作手順をおさらいしていこう。
図にすると以下のような感じだ。
スナップショットの破棄パターン
スナップショットのコミットパターン
次回以降にそれぞれ記載していく。
今回はここまで。
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