ざっと以下のような感じだ。
ボリューム | ファイルシステム | マウントポイント | 容量 | その他メモ |
---|---|---|---|---|
/dev/sda1 | vfat | /boot/efi | 512M | EFI System Partition |
/dev/sda2 | ext2 | /boot | 512M | |
/dev/vg-root/lv-root | ext4 | / | 8192M | |
/dev/vg-root/lv-etc-opt | ext4 | /etc/opt | 32M | |
/dev/vg-root/lv-home | ext4 | /home | 1024M | |
/dev/vg-root/lv-opt | ext4 | /opt | 32M | |
/dev/vg-root/lv-srv | ext4 | /srv | 32M | |
/dev/vg-root/lv-tmp | ext4 | /tmp | 1024M | |
/dev/vg-root/lv-usr-local | ext4 | /usr/local | 32M | |
/dev/vg-root/lv-usr-share | ext4 | /usr/share | 2048M | |
/dev/vg-root/lv-var | ext4 | /var | 2048M | |
/dev/vg-root/lv-var-backups | ext4 | /var/backups | 32M | |
/dev/vg-root/lv-var-cache | ext4 | /var/cache | 2048M | |
/dev/vg-root/lv-var-crash | ext4 | /var/crash | 20480M | |
/dev/vg-root/lv-var-local | ext4 | /var/local | 32M | |
/dev/vg-root/lv-var-log | ext4 | /var/log | 1024M | |
/dev/vg-root/lv-var-opt | ext4 | /var/opt | 32M | |
/dev/vg-root/lv-var-tmp | ext4 | /var/tmp | 1024M | |
/dev/vg-root/lv-swap-1 | swap | (swap) | 32768M |
強いて言うのなら、
- 特定ディレクトリの使用量が突然膨らんでも、他のディレクトリには影響しない
- 何かのプログラムが、使われてないはずのディレクトリ(/srv等、32Mで指定した領域)を使っていても、すぐに気付ける
- バックアップ・リストアの単位を細かくできる
- 使用目的ごとに、ファイルシステムタイプを選ぶことが出来る
とは言っても、ほとんどの領域をext4で作っているので、ファイルシステムタイプを選ぶメリットは活かせていないし、バックアップ・リストアも全領域一括で行うことを考えているので、そのメリットもない。
あくまで趣味の世界だ。
昔だったら、 / と /usr は分けていた。というか、今でも分けたいと思っている。
先の記事にも書いたけど、最近のトレンドは / と /usr を分けない方向にあるみたいなので(RedHat は分けないことを推奨している模様)、それに倣ったというのが実情。
ただし、 /usr はただでさえでかいディレクトリなので、その中でも分割可能そうなディレクトリはボリューム分割した。
/boot がLVM領域じゃないのは、ubuntuを何も考えずにお任せインストールすると、 /boot がLVM領域じゃなく、単なるパーテイションになるから、それに従った。
ホントは、LVM領域にしたかったんだけどね。
ファイルシステムに ext4 を選んで、 xfs を選ばなかった理由は、この後記載するバックアップ・リストアに関連している。
リストア時は、OSメディア(ubuntu serverのCD-Rメディア)で boot して、復旧用に shell を立ち上げ、そこからリストアを行うことを想定している。
んが、ubuntu server のメディアで boot すると、xfsファイルシステムを作るための mkfs.xfs コマンドが無いんだ。
だから ext4 にした。
あと、 /var/crash なんだけど、デフォルトでは kdump がインストールされないみたいなので、わざわざ確保してもあまり意味が無い。
更に、 crash-dump が吐き出されても、解析できるだけの力があるわけじゃないので、意味なしなんだ。まぁ、なんとなく、ね。
ディスクレイアウトとファイルシステムに関してはこんな感じ。
P.S.
今回のマシンは uEFI が使われている。 /boot/efi は uEFI ブートを行う場合に必要な領域で、レガシーBIOSからブートする場合は不要。ただ、もう uEFI が当たり前の時代になっているっぽいので、それに従って uEFI モードにしてある。
2016/03/23追記
どうやら、メディアブートしても、ちゃんと mkfs.xfs は使えるようだ。
コマンドとしては存在しないけど、メディアブートした時に使うコマンド集合体であるbusyboxには、mkfs.xfs が組み込まれているようだ。
なので、「メディアブート時に mkfs.xfs が使えないから、OSのファイルシステムとして xfs は使わない」は間違いだった。
実は、xfsは別の理由でも使えなかった。自分がxfsの特性を分かっていないので、トンデモない勘違いをしているかもしれないけど…。
LVMで作られた領域(lvol)をxfsでフォーマットしてマウントしていた状態で、そのlvolのLVMスナップショットを作成、そのスナップショットをマウントしようとすると、xfs内部のuuidが、既にマウントされているものと同じ、という理由でマウント出来なかった。
この辺り、まだまだ調べておく必要が有る。
ということで、xfsのクセが理解出来ていないので、ext4を用いる方針は変えず。(いつかxfs使いたい。)
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